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プロクラリネット奏者の練習メニューってこんな感じ【大公開】

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こんにちは。
気持ちの良い季節になりましたね。外に出たくてウズウズしています。さわらです。

前回「おウチ時間に楽器を練習しよう!おすすめ練習メニュー」という記事を書きました。
クラリネットのおすすめの個人練習メニューを書いたのですが、「実際のところプロはどんな練習してるの?」と気になる方も多いのではないでしょうか。

 

ということで今回は私の“おウチ練習”を公開してみようと思います。
皆さんの日々の練習の参考になれば幸いです!

 

 

 

私の練習メニュー

 

私の練習メニューをまずは大雑把に。

1.ロングトーンorグルウサン
2.タンギング
3.ダブルタンギング
4.スケール
5.エチュード
6.仕事で演奏する曲

 

ゆっくり2時間以上、時間が取れるときはこんな感じで練習しています。
時間がないときはエチュードを省いたり、ダブルタンギングを省いたり。状況に応じて足し引きしながら。

 

では1つ1つの練習内容をさらに詳しく解説していきましょう!

 

 

1.ロングトーンorグルウサン

 

楽器を組み立てたらウォーミングアップがてら、ロングトーングルウサンという教本を練習します。

ここで今日の自分の調子、楽器やリードの調子を確認しながら吹きます。

グルウサンについては過去記事で解説していますのでよければ読んでみて下さいね。

 

 

ロングトーンとグルウサン。どちらをやるかは気分次第です(笑)
グルウサンの方が濃い練習ができるので、落ち着いて練習できるときは出来るだけグルウサンをやるようにしています。
適当に開いたページを1ページ程。

パパッと終わらせたいときや楽譜を出すのが面倒なときはロングトーンです。
開放の「ソ」より下を重点的に。

 

【所要時間:5〜10分】

 

2.タンギング

 

タンギングは鈍るのが一番早いのでどんなに時間がなくても必ず練習しています。

その日の調子にもよりますが、最初は四分音符、テンポ80~100からスタート。
八分音符と十六分音符もやって、その後は限界まで少しずつテンポを上げていきます。
私の場合、十六分音符でテンポ120~130が限界なのでそこまでやります。

特に楽譜はなく、学生時代に師匠から教わったパターンに自分なりのアレンジを加えた形で練習しています。
といっても特別変わったものではなく、同じ音でやったり音階、半音階でやったりというスタンダードな感じです。

 

【所要時間:10〜15分】

 

3.ダブルタンギング

 

プロの現場で演奏の仕事をしているとダブルタンギングって必須技術なんですよね。
私はダブルタンギングがあまり得意な方ではないので、普段からなるべく練習するようにしています。
練習パターンはほぼシングルタンギングと同じ。

「トゥクトゥク」とやるのが通常のダブルタンギングですが、練習では「クトゥクトゥ」と逆パターンもやります。
ダブルタンギングの肝は「ク」の部分なので、良い練習方法だと思います。

 

【所要時間:5〜10分】

 

4.スケール

 

スケールは以前に紹介した横川晴児さんのものや、ディディエの1巻2巻を使用しています。
普通の音階パターンは全調を必ずやります。慣れれば5分くらいで終わります。


その後は前述したスケール教本を数ページやるようにしています。

私はスケールが大好きで何時間でも練習できてしまうので(笑)、大抵時間の許す限りやっています。
何年も横川さんのスケールをやり込んでいたのですが、さすがに飽きてきたので最近はディディエにシフトしています。

 

【所要時間:20分〜】

 

私が使っているスケールはこちら。

 

 

5.エチュード

 

仕事が立て込んでいるときにはなかなか出来ないのですが、時間に余裕があるときはエチュードも練習します。

クラリネット仲間が「これいいよ」と話していたエチュードや、個人的に気になるエチュードがあるとついつい買ってしまうので、読書の“積ん読”よろしく“積んエチュード”がウチには何冊もあります(笑)

時間のあるときに“積んエチュード”を進めている感じですね。

 

【所要時間:20分〜】

 

6.仕事で演奏する曲

 

基礎練習をひと通り終えた後は、仕事で演奏する曲の譜読みタイムです。

学生の頃は師匠から指定された曲コンクールの課題曲でしたが、仕事を初めてからは“仕事で演奏する曲”に変わりました。


立て込んでいると数十曲を同時進行で譜読みしなければならないこともあるので、なるべく効率的に譜読みしていきます。
難しい箇所はテンポを落として。リズム練習は必須です。急がば回れです。

楽譜がギリギリに届いた等、追い込まれているときは基礎練習全てをすっ飛ばして、最初から全力で譜読みします(笑)

 

【所要時間:60分〜】

 

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

実は音大生の頃から練習メニューはほとんど変わっていないんです。
なるべく満遍なく、バランスよくということを意識しながら、自分なりにメニューを考えて、学生の頃から練習してきました。


「ひたすらロングトーン!」とか「ひたすらタンギング!」というような練習方法はあまりよくない気がしていて、今でもその考えは変わっていません。

時間がないときでも(例え1時間程度の練習でも)1つ1つの練習を短く区切って、なるべく多くの要素が入るようにメニューを組むのがおすすめですよ。
是非、皆さんも自分に合ったメニューを考えてみて下さいね!

 

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