今回はCLARICLIP管理人である私のマウスピース遍歴をご紹介してみようかと思います。
CLARICLIPは奏法の解説やレビューが中心で、私に関する記事は少ないんですよね。こういう記事ももしかしたら皆さんの参考になったりするかも!?ということで綴ってみました。
ひとりのクラリネット奏者がどんなマウスピース遍歴を辿っているのか、ご興味あればお読み下さい!
- 初めて吹いたマウスピース 「YAMAHA CL4C」
- 初めての自分のマウスピース「Vandoren 5RVライヤー」
- 高校でも「Vandoren 5RVライヤー」
- クランポンが本気で作った「BuffeCrampon JP7M 」
初めて吹いたマウスピース 「YAMAHA CL4C」
私がクラリネットを始めたのは中学1年生。
吹奏楽部に入部して、クラリネットを始めるというありがちなやつです。
私の中学校の吹奏楽部は万年銅賞という弱小っぷりだったので、備品の楽器はどれもボロボロ。
Vandorenのマウスピースなんて備品にあるはずもなく、先輩から「これ使って」と渡されたのはこれまたボロボロの「YAMAHA CL4C」でした。
楽器を買うと付属してくるマウスピースですね。
初心者ですから当然マウスピースの善し悪しなんてわかりませんでしたが、このマウスピースで毎日一生懸命練習しました。
ここでちょっと解説
このCL4Cというマウスピースは楽器を買うと付いてくるオマケみたいなものです。一応音は出ますが、どんなに頑張っても良い音は出ません(断言)。
上達の妨げにもなりますので、クラリネットを始めた方は出来るだけ早く後述するVandoren社のマウスピースを購入して下さいね!
初めての自分のマウスピース「Vandoren 5RVライヤー」
クラリネットを初めて数ヶ月が経ち、だいぶ音が出せるようになった頃、吹奏楽部顧問の先生が「今後も楽器を続けるならマウスピースくらいは自分のものを買った方がいいよ」とアドバイスをくれました。
私は「なるほど!」と納得し、すぐに親に頼んで初めてのマウスピースを買って貰いました。
買ったマウスピースは顧問おすすめの5RVライヤーを購入。
楽器屋さんが学校に持ってきてくれて、2〜3本の中から自分で選びました。
今思い返してみると、初心者にVandoren 5RVライヤーを勧めるのは至極まともなアドバイスですね。顧問の先生には感謝です。
理想はプロのクラリネットの先生に選定して貰うことですが、当時私の所属する吹奏楽部は田舎の弱小吹奏楽部。
クラリネットの先生がレッスンに来てくれたことなんて、3年間で一度もありません。
そんな中、「Vandoren 5RVライヤーがいいよ」とアドバイスを貰えただけでも万々歳だったと思います。
高校でも「Vandoren 5RVライヤー」
高校の吹奏楽部には定期的にプロのクラリネットの先生がレッスンに来てくれていました。これは私にとって本当に幸運なことでした。
中学で3年間毎日のように吹いた5RVライヤーはもうボロボロ。
この先生のおすすめマウスピースも5RVライヤーだったので、高校入学してすぐに新たな5RVライヤーを先生に選んで頂きました。
人生で初めてのプロ奏者選定のマウスピース。
吹きやす過ぎて、ひっくり返るほどびっくりしたことを覚えています。
この頃から本格的にクラリネットにのめり込み、個人レッスンにも通い始めました。
クランポンが本気で作った「BuffeCrampon JP7M 」
<AmazonでJP7Mの取り扱いがなかったのでリンクはJP5>
高校生だったある日、クランポンからマウスピースが発売されました。
当時かなり大々的に宣伝され、「あのクランポンが本気でマウスピースを作った」と衝撃的だったことを覚えています。
クラリネットの師匠が「なかなか評判いいらしいから」と買って使っていたのを見て、それなら私も!とすぐに楽器屋さんへ。
楽器屋さんで試奏し、数種類同時に発売された中から「JP7M」に決めました。
JP7Mは開きが大きめで接合部に金属リングが入っているタイプ。
息が入りやすくて吹いていて気持ちいい!というのが決めてでした。
その後ウキウキしながら3ヶ月程使用しましたが、徐々に不満は出てくるもので…
最終的に「やっぱり5RVライヤーの方がいい!」となり、このクランポンの「JP7M」はお役御免となりました。
ということで前編はここまで!
次回はいよいよ音大入学後のお話になります。続きは後編にてお楽しみ下さい!
▼マウスピース関連記事もどうぞ!