【2020.5.20更新】
こんにちは。
自粛で家に籠っているとコーヒーの消費量が半端ありません。さわらです。
今回は「東京都感染拡大防止協力金」(いわゆる休業協力金)のお話です。
先日記事にした持続化給付金に続き、こちらも無事に申請を済ませることができましたので、私自身が申請するにあたりやったことを書いてみようと思います。
これから申請を出す方、出そうか迷っている方の参考になれば幸いです。
- 私の音楽教室はこんな感じ
- 自分には関係ないと思っていた休業協力金
- 自宅の音楽教室も対象だと知る
- ポータルサイトで要件を確認
- 専門家による事前確認
- お願いできる専門家を探す
- 専門家ってすごい
- 専門家による事前確認は絶対にすべき
- いよいよ申請
- まとめ
私の音楽教室はこんな感じ
私は自宅で音楽教室を運営しています。
音楽教室といっても自宅なので、至って普通のマンションの一室。
看板も出していないですし、近所の方もここで音楽教室を営業しているなんて誰も気付いていないと思います。
そのくらいひっそりとやっているんです。
売上は他の仕事(演奏や学校指導)と合わせて、毎年確定申告はしています。
そんな状況。
自分には関係ないと思っていた休業協力金
4月中旬頃から各メディアで報じられていた「休業協力金」のニュース。
メディアでの報じ方を見る限り「自分には関係なさそうだな」と思っていました。
飲食店やアパレルのような大勢が集まる路面店が対象にように感じたんです。
そう考える方は多いんじゃないかなと思います。
自宅の音楽教室も対象だと知る
そんなある日、Youtubeを眺めているとこんな動画がオススメに。
「へ〜音楽教室も対象なんだ。テナント借りてやっているような音楽教室の話かな?」
そう思いながらも、一応動画を視聴。
「自宅でやっている音楽教室でも申請することができます」との解説が!!
「え!!まじで!?」
思わず声が出てしまいましたよ(笑)衝撃が走りました。
ありがとう、YouTuberの方…ありがとう、オススメ機能…
本職の税理士さんが解説してらっしゃったのでこれは信頼できる!
ということで、速攻で申請要件をリサーチしました。
ポータルサイトで要件を確認
東京都感染拡大防止協力金ポータルサイトにアクセスし、要件を熟読。
なるほど。これは行けそうだ。
持続化給付金と比べると審査基準がカッチリしていて厳しそうな印象ですが、必要書類はすぐに用意できるものばかり。比較的容易に申請できそうです。
用意すべき書類は以下。(あくまで私の場合です)
・申請書兼事前確認書
・誓約書
・支払金口座振替依頼書
・緊急事態措置以前から営業活動を行っていることがわかる書類
・業種に係る許可や免許を適正に取得していることがわかる書類
・本人確認書類(写し)
・休業等の状況がわかる書類
<条件により変わる場合もあるかと思いますので、実際に申請される方はポータルサイトをご覧になって下さい>
準備するのに少し迷ったのはこの2つ。
・緊急事態措置以前から営業活動を行っていることがわかる書類
・業種に係る許可や免許を適正に取得していることがわかる書類
・緊急事態措置以前から営業活動を行っていることがわかる書類
→これは確定申告書類で大丈夫そう。でも第一表だけで良いのかは謎。(この後、専門家の方に確認し解決)
・業種に係る許可や免許を適正に取得していることがわかる書類
→紹介した動画の中で音楽教室の場合は不要と解説していた。
専門家による事前確認
他の必要書類に記入を終え、申請する為の書類が揃いました。
この段階で申請しようと思えば、申請することが出来ます。
しかし、ポータルサイトには気になる記述が…
申請前に「専門家による事前確認」をして貰うよう推奨されているのです。
至る所に記述があり、かなり強く推奨されているように感じました。
以下、抜粋です。
“専門家による事前確認がなくとも申請いただくことは可能ですが、追加書類の提出を求めたり、確認のための連絡をすることがあるので、支給まで時間を要する場合があります。円滑な申請と支給に向けて、専門家の確認を受けていただくようお願いします。”
私は毎年の確定申告も全て自分自身で行っており、税理士や会計士の方にお世話になったことはありません。
つまり、そういったツテや知り合いもいないということです。
そういう状況なのでこのまま申請してしまおうかとも考えたのですが、事前確認の費用は東京都が負担するという文言があったので今回は思い切って専門家にお願いしてみることにしました。
お願いできる専門家を探す
事前確認を行う専門家は以下の通りとのこと。
・東京都内の青色申告会
・税理士
・公認会計士
・中小企業診断士
・行政書士(4/27追加)
私は今後も確定申告等でお世話になる可能性も考慮し、税理士か公認会計士で探してみることにしました。
ネットで検索してみると、「東京都感染拡大防止協力金の事前確認を承ります」と記述のある税理士事務所や公認公認会計士事務所がいくつかヒットしました。
その中に「即日対応致します」と記載のある公認会計士事務所があったので問い合わせをしてみることに。
問い合わせたのは夕方近くだったのですが、すぐに返信があり、本当に即日対応して頂けるとのこと。
代金は東京都から専門家の方に直接支払われる仕組みのようで、私は1円も払わずに済むようです。
文面からも信頼できそうな方だったので、すぐに正式に依頼することを決めました。
専門家ってすごい
今夜○○時でしたら対応できますとのことだったのでお願いし、自分なりに揃えた書類を全てメールで送りました。
約束の時間になり、会計士さんとオンライン(LINEのチャット)でやり取りをしながら、書類の追加や修正作業をしていきます。
思っていたより多くの修正箇所を指摘されました。追加書類も何点か必要とのこと。
また、必須書類ではないが音楽教室の外観や内観の写真も添えた方が申請を通すには確実性が増すとのアドバイス。
アングルなど撮り方を細かく教えて頂き、実際に撮影した写真の確認までして頂きました。
全ての書類が整ったところで、最後に公認会計士さんのサインとハンコを貰い完了。
修正作業が始まってからハンコを貰うまでたった1時間程です。すごいスピード感!
専門家による事前確認は絶対にすべき
「もし公認会計士さんにお願いしていなかったら…」
と思うと正直ゾッとしますね。
同じ作業を東京都の公務員とやり取りをするとなると、かなりの日数を要することでしょう。審査に通らないということさえあったかもしれません。
いよいよ申請
公認会計士さんのお力を借りたので、書類は完璧なはず!
いよいよ申請です。
東京都感染拡大防止協力金ポータルサイトにアクセスし、「オンラインの申請はこちら」をクリック。
あとはガイダンスに従い、必要な情報を入力し。続いて用意した書類をアップロード。
迷うことなくスムーズに申請完了することができました。
とてもわかりやすく作られているので、誰でも迷わず申請できると思います。
完了後すぐに「東京都感染拡大防止協力金のお申込みを受け付けました」というメールが届きました。
申込番号も明記されています。正常に申し込みできたようでひと安心。
あとは無事入金されることを祈るのみです。
まとめ
あくまで私のケースですが、申請を出すまでの様子を書いてみました。少しでも参考になれば幸いです。
持続化給付金と比べるとハードルは少し高めかもしれませんが、素人の私でもとてもスムーズに申請することができました。
「専門家による事前確認」をするかどうかで迷っている方も多いと思います。
これは絶対にお願いした方がいいと断言できます。
専門家のハンコがあることで、書類の信頼性も段違いでしょう。受給できる可能性がより上がると思います。受給までの期間も早くなるようなので、利用しない手はありません!
東京都の「東京都感染拡大防止協力金」は6月15日まで申請受付しているのでまだまだ間に合います。
他の自治体でも似たような協力金を行っているはずですので、個人や自宅で音楽教室を運営している方は諦めずに申請しましょう!
【2020.5.20追記】
東京都感染拡大防止協力金(第2回)の実施概要が発表されました。
申し込みは6月17日開始とのことです。
緊急事態宣言延長後も休業を続けている方はこちらも忘れずに申請しましょう。私ももちろん申請する予定です。
また、「申請する店舗・施設が第1回と同じ方については、提出書類を簡素化する予定です」とのこと。申請者としては嬉しい配慮ですね。ありがたいです。
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