こんにちは。ここ数日で急に暑くなりましたね。
身体がついていけておりません。さわらです。
「クラリネットを始めてみたいんだけど、何を買い揃えればいいのかわからない」
とお困りの方。多いのではないでしょうか。
周りに教えてくれる人や詳しい人がいない場合、困っちゃいますよね。
「とりあえず始めるには何が必要なの?」
「どんなメーカー、どんなランクのものを買えばいいの?」
そんな疑問にお応えするべく、今回は私が考える《クラリネットを始めるのに必要最低限の道具》をご紹介していきます。
必要最低限の道具 一覧
まずは必要最低限の道具を箇条書きにしてみましょう。
・クラリネット本体
・マウスピース
・リガチャー
・リード
・スワブ(掃除布)
・コルクグリス
・あぶらとり紙
これがクラリネット吹く上で日常的に使用する道具たちです。これだけ揃えればまず困ることはありません!
こんなに道具が必要なの!?それは大変…と思う方も多いかもしれませんが、楽器を購入すると付属してくるものも多いので、思ったほど大変ではありませんよ!
では次に、どんなものを買えばよいのか。一つ一つ具体的に解説していきますね。
クラリネット本体
もちろん楽器本体を買わないことには始まりません!
クラリネットを買う際に気をつけて欲しいこと。それは必ず「木製」のものを買うようにしましょうということです。
世の中には安価なクラリネットが沢山売られていますが、それらのほとんどは「ABS樹脂製」。平たく言えばプラスチック製です。
ABS樹脂製の楽器は絶対に買わないようにして下さい。
買ったら必ず後悔します。これははっきりと断言できます。
クラリネットは材質が音色に大きく影響するので、ABS樹脂製の楽器ではどんなに頑張って練習しても皆さんが想像するようなクラリネットの音色を出すことはできません。
まさしく安物買いの銭失いになってしまいます。
出来るだけ費用を抑えたい場合は「木製の最低グレードの楽器」を購入するのがおすすめです。
私の一番のおすすめはYAMAHA YCL-450。
ヤマハの木製最低グレードの楽器になります。
ヤマハは低価格帯の楽器のクオリティが異常に高いんですよね。
特にこのYCL-450は「本当にこの価格でこのレベルの音が出るの!?」というクオリティ。さすが世界のYAMAHA!
ヤマハはYCL-450以外にも低価格帯の素晴らしい楽器をいくつも発売しています。30万円以下で楽器を探す場合はヤマハが断然オススメです。
マウスピース
マウスピースは楽器を購入すると付属してくるのですが、付属品のマウスピースはただのオマケと思って下さい。
付属品のマウスピースは音が出しづらいし、どんなに頑張っても良い音が出る代物ではありません。
せっかくやる気を出して楽器一式を用意したのに、音が出ない、良い音がしないではやる気も削がれてしまいますよね。
上達の妨げにもなりますので、マウスピースだけは必ず別のものを購入しましょう。
「バンドレン」というメーカーのものがオススメです。
プロ奏者も9割以上はバンドレンのマウスピースを使用しているという世界のスタンダードです。
私のオススメはVandoren 5RVライヤー。
5RVライヤーは初心者からプロまで幅広いレベルの人が使えるマウスピースです。
買っておけばまず間違いないマウスピースです。
リガチャー
リガチャーもできれば付属品とは別で購入した方がベターですが、楽器の付属品でも大きな問題ありません。
クラリネットを吹くことに慣れてきたら、別のものも試してみるくらいのつもりで大丈夫ですよ。最初は付属品のリガチャーで練習してみましょう。
もし別で買う場合は金属製のリガチャーがオススメです。
クランポン、セルマー、バンドレンから出されているリガチャーは安価でも良いリガチャーが多いですよ。
リード
リードは楽器には付属していませんので、購入する必要があります。
リードはマウスピースで紹介したメーカーと同じくバンドレンがスタンダードです。
バンドレンの「トラディショナル」が最もスタンダードなリードですので、まずはこれを使ってみましょう。
リードは同モデルの中でさらに「硬さ」で分けられて販売されています。
硬いリードは吹き心地が重く、沢山の息が必要になります。その分、音は重厚になります。柔らかいリードは少ない息でも音を出すことができます。音は軽くなります。
初心者にオススメの硬さは「3」です。
身体の小さな女性やお子さんは「2.5」でも良いかもしれません。
リードは1箱10枚入りなので、とりあえず1箱買えば当分は練習できますよ!
スワブ(掃除布)
スワブは楽器の中につく水滴(結露)を拭き取る為の掃除布です。
大抵は楽器に付属してきますので、それを使えば問題ありません。
付属して来なかった場合は必ず購入しましょう。
ヤマハ、クランポン、バンドレン等から発売されています。
その3社のものでしたら、機能性はほとんど変わりませんので好きな色のもの等を選んで購入すれば大丈夫です。
機能面であえて挙げるなら、ヒモが上下両方に付いているタイプだとより安心です。
楽器の中にスワブを詰まらせてしまう事故がたまに起こるのですが、ヒモが上下に付いたものだと簡単に取り出すことができます。
コルクグリス
楽器を組み立てる時にコルク部分に塗り、組み立てやすくするものです。
こちらも大抵は楽器に付属してきますので、それを使えば問題ありません。
付属して来なかった場合はヤマハ、クランポン、バンドレンのいずれかを購入すれば問題ありません。
スティックタイプだと手を汚さずに塗ることができ便利です。
クリーニングペーパー(あぶらとり紙)
楽器を吹いているとトーンホール(楽器に空いている穴)から水が出てくることがあります。
これを放置していると楽器にダメージがあるので都度水を取り去る必要があります。その際に使用するのが、クリーニングペーパーです。
楽器店では「クリーニングペーパー」という名前で売られていますが、中身はあぶらとり紙と殆ど変わらないものです。
楽器店で売られるクリーニングペーパーは割高ですので、あぶらとり紙の方が経済的でオススメですよ!
表面がツルツルしているタイプだと水を吸わせた時に破れにくく、使いやすいです。
まとめ
リガチャー、スワブ、コルクグリスは付属品をそのまま使用することができますので、実際に購入するものは以下の4点。
・クラリネット本体
・マウスピース
・リード
・あぶらとり紙
これだけ揃えれば今すぐにでもクラリネットを始めることができます!
意外とお手軽ですよね。
始めようか迷っているという方はぜひこれを機会にチャレンジしてみて下さい!
楽器を練習するのって楽しいですよ!
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