皆さんは正しいアンブシュアでクラリネットを吹いていますか?
アンブシュアとは、クラリネットを演奏する為の「口の形」のこと。
正しいアンブシュアで演奏することはクラリネットを上達する上で最も重要な要素です。
いくら正確に速く指が動いても、楽器に息をたくさん吹き込めても、アンブシュアが良くないと全てが台無しです。正しいアンブシュアで演奏することで、楽に良い音でクラリネットを奏でることができるようになりますよ!
ということで、今回はクラリネットのアンブシュアのお話です!
正しいアンブシュアのポイントは3つ!
①あごを張る
紹介する3つのポイントの中で最も重要なのがこれ。
下唇のすぐ下からアゴ先までを張ります。
画像のように下方向に引っ張るイメージでやってみましょう。
基本は真下方向へ。斜め下にも少し引っ張ります。
鏡を見て確認しながらやると良いですよ。
最初は難しいと思いますが、毎日鏡を見ながら気をつけて練習すれば誰でも必ずできるようになります。
これまでたくさんの生徒に教えてきましたが、だいたい1〜2ヶ月くらいは掛かります。
私も高校生のときにかなり頑張って練習して1ヶ月くらい掛かりました。
②下唇を半分ほど巻く
その人の唇の厚さにもよりますが、下唇を半分ほど巻きます。
リードと接する部分が下唇の真ん中くらいになるように巻いてみましょう。肌色の部分がリードと接していたら巻きすぎです。
下唇の巻きが浅すぎると「びゃー!」と開いた音に、反対に巻き過ぎだと「ぼー」「もー」と篭った音になってしまいます。
ほんのちょっと巻き具合を変えるだけでもかなり音が変わります。
自分の音をよく聞いて一番良い音がするところを探してみて下さい。
③アンブシュアは動かさない
息を吸って、アンブシュアを固定してから息を吹き込んで音を出します。
大抵の人は息を吹き込むと同時にアンブシュアを作り始めているので、音の出だしが不安定になります。
ここ!とアンブシュアを決めたら動かさないのが鉄則です。
このことについては、以前タンギングの記事で細かく書いているので参考にしてみて下さい。“音を出すまでのステップ”の項で説明しています。
おわりに
ざっと説明してみましたが、いかがでしたか?
正しいアンブシュアを身に付けるには毎日鏡を見ながらロングトーンあるのみです。
ある程度努力が必要になりますが、ぐんと上達できること間違いなしですよ!
試してみて下さいね!