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アンサンブルコンテストのおすすめ曲【クラリネット5〜8重奏編】

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記事更新日:2017年10月1日

 

先日のアンサンブルコンテストのおすすめ曲【クラリネット3〜4重奏編】に続き、今回は【クラリネット5〜8重奏編】です!

クラリネット3〜4重奏の曲を探しているという方はこちらへどうぞ。



今回も選曲基準は同じです。
演奏していて面白く音楽的内容のある作品
アンサンブルコンテストで金賞、上位大会を狙える作品

以上2点を基準に選んであります。

それでは【クラリネット5〜8重奏編】いってみましょう!

 

 

クラリネット5重奏

ロレンツ / カレイドスコープ

編成:1st B♭Cl, 2nd B♭Cl, 3rd B♭Cl, 4th B♭Cl, BassCl (Low-C)


クラリネット5重奏はレパートリーの少ない編成ですが、中でも一番のおすすめはこの曲です。

バスクラのソロから始まり、その後はオーソドックスな“急-緩-急”のスタイルで書かれています。

“急”部分は小気味良いリズムがかっこいい曲想。変拍子ですので、拍子を取るのが少し難しいかもしれません。
“緩”部分はゆったりとした美しいクラリネットアンサンブルらしい響きがします。
カレイドスコープ(万華鏡)の名の通り、コロコロとリズムや拍子、音楽が移り変わっていく人を飽きさせない曲です。

クラリネットの使い方がよくわかっている作曲者のようで、よく鳴り、聴き映えするように書かれています。
1stの音域が高く、またバスクラがかなり重要な役割をしますので、1stとバスクラに上手な子を置くと良いでしょう。
バスクラはLow-Cが必須なので注意してください。

 

 

▼参考動画

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新井千悦子 / 上海Square(上海スクエア)

編成:1st B♭Cl, 2nd B♭Cl, 3rd B♭Cl, 4th B♭Cl, BassCl


こちらも貴重なクラリネット5重奏のレパートリー。
前述したカレイドスコーブはクラリネットの音域をフルに使って書かれているのですが、こちらは対照的に音を密集させて書かれています。密集させることでよりクラリネットアンサンブルらしい響きになっていると思います。

曲はしっとりと始まり、スピード感のある部分、劇的な部分と様々な表情が織り交ぜられていますね。曲名の通り、どこかアジアンテイストな曲調です。

5分以内に収まりますのでアンサンブルコンテストには丁度良いサイズです。無理のない音域で書かれているので、中学生でも演奏できると思います。

また、こちらの楽譜は出版されておらずレンタル譜です。
作曲者の新井千悦子さんご本人に問い合わせることで楽譜を入手することができます。
詳細はこちら

 

 

▼参考動画

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クラリネット6重奏

ドビュッシー / 弦楽四重奏曲より 第1楽章

編成:1st B♭Cl (or E♭Cl ), 2nd B♭Cl, 3rd B♭Cl, 4th B♭Cl, 5th B♭Cl (or AltoCl), BassCl


原曲はドビュッシーが唯一完成させた弦楽四重奏曲です。
ドビュッシーならではの和声感、主題展開。素晴らしすぎて溜息が…。

そんな名曲をクラリネット6重奏の為にアレンジされたものが出版されています。
テクニック的には少々難しいですね。伴奏部分で16分音符が多用されていることと、後半のタンギングがクリアできるかが鍵です。

アレンジ物ならではの難しい部分はありますが、良い音が鳴るようにアレンジされていますので、そんなに心配せずとも大丈夫です。
弦楽四重奏とはまた違ったクラリネットアンサンブルならではの響きを作るのも面白いものですよ。
ドビュッシーの音楽をクラリネットで堪能できるのは幸せなことです。

 

 

▼参考動画

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クラリネット7重奏

ジェイコブ / 序奏とロンド

編成:E♭Cl, 1st B♭Cl, 2nd B♭Cl, 3rd B♭Cl, AltoCl, BassCl, ContraBassCl



イギリスの作曲家、ゴードン・ジェイコブの作品です。

ゆったりとしつつどこか緊張感のある序奏から始まり、快活なロンドへ展開していきます。
聴く度に和声の配置が綺麗だなぁと感じます。美しく響くように書かれていますね。
そのお陰か、難易度の割りに非常に聴き映えのする曲です。

テクニック的にはさほど難しくはありあませんので、中学生でも演奏できると思います。多用されるユニゾンを上手く響かせられるかがこの曲のポイントですね。

たまにコントラバスクラを省略した演奏を耳にしますが、この曲は低音がとても重要な役割を担っていますので、コントラバスクラは必ず入れるようにしましょう。

 

 

▼参考動画

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クラリネット8重奏

ネリベル / コラールと舞曲

編成:E♭Cl, 1st B♭Cl, 2nd B♭Cl, 3rd B♭Cl, AltoCl, BassCl, ContraAltoCl (Option), ContraBassCl


ヴァーツラフ・ネリベルはチェコスロバキア出身の作曲家です。
吹奏楽の為の作品も多く書いていて、「交響的断章」なんかは有名ですね。

この「コラールと舞曲」はユニゾンから始まる美しいコラールが印象的な曲です。
重厚で濃密な和声感・響き。とても現代的です。
ネリベルといえばユニゾンというイメージがありますが、この曲も類に違わずユニゾンがかなり多く使われていますので、よく合わせて演奏しましょう。

また、アルトクラ以下の低音楽器がとても重要ですので、低音楽器のレベルが高い学校・団体はこの曲を選ぶと良い演奏効果が期待できると思います。
コントラアルトクラはオプションなので、7重奏としても演奏できます。

 

 

▼参考動画 

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G.ウールフェンデン / スリーダンス

編成:E♭Cl, 1st B♭Cl, 2nd B♭Cl, 3rd B♭Cl, AltoCl, BassCl, ContraAltoCl, ContraBassCl


個人的にクラリネット8重奏で一番のおすすめ曲はこの「スリーダンス」です。

名前の通り3つの“ダンス”(舞曲)で構成されています。
第1楽章は拍子感の変化が面白いダンス。第2楽章は優しい雰囲気のゆったりとしたダンス。第3楽章は速いテンポの快活なダンス。

どの楽章も音楽的でいて変化に富んでおり、演奏していて楽しく面白い曲です。エスクラやバスクラなど各特殊菅の音色が際立つように書かれているのがニクいところです

第1楽章は拍子・リズムが難しく、テクニック的には第3楽章が難しいです。
特に弟1楽章はかなり難しい変拍子なので、譜読みに時間が掛かると思います。
難易度的には高校生以上が良いと思いますが、時間を掛ければ中学生でもできますよ。

 

▼参考動画

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おわりに

いかがでしたでしょうか。
気に入った作品や「演奏してみたい!」と思う作品はありましたか?

自分たちに合った曲を選んで、クラリネットアンサンブルを思いっきり楽しんでくださいね!

 

▼アンサンブルコンテストのおすすめ曲【クラリネット3〜4重奏編】