CLARICLIP

クラリネットと吹奏楽の情報サイト

クラリネットのおすすめリード5選!

f:id:sawaracco:20170903003414j:plain

 

楽器屋さんに行くと沢山の種類のリードが売られていますよね。
選択肢が多すぎて「どれを買ったらいいかわからない!」なんて状態になってしまう人、

いつも何となく同じリードを買い続けているけど、他に良いリードあったりしないかなぁなんてぼんやり考えている人も多いのではないでしょうか。


そんな悩んでしまいがちなリード。
今回は私のおすすめリードをご紹介します。
自分に合うリード探しの参考にしてみて下さいね!

 

1. Vandoren Traditional

数あるリードの中でも最もスタンダードなのがこれ。通称「青箱」
クラリネット吹きなら誰でも知っているであろうリードです。スタンダードなのには理由があります。

適度なコシがあり、心地良い吹奏感。
リード全体が効率良く振動してくれるので、どの音域・音量でもムラのない音色・音程で吹くことができます。

一番の強みはタンギングがし易いことと、強い息にも応えてくれることだと思います。
コシがしっかりあるのでリードがマウスピースにくっついてしまうこともなく、レスポンスもとても良いです。全体にバランスの良いとってもよくできたリードだと思います。さすがスタンダード!

 

音色

芯のあるしっかりした音です。どちらかといえばダークな音色。
輪郭のはっきりしたシャープな音、中身の詰まった音を求める方におすすめです。
音色の幅が広いリードなのでもちろん柔らかい音も出せますよ。

 

こんな人におすすめ

初心者やどれを買ったらいいかわからないと迷っている方は、とりあえずこのリードから始めることをおすすめします。
初心者からプロまで使う「とりあえずこれを使っていれば間違いなし!」なリードです。
私は初心者の生徒にはまずこのリードの3番を買うようにいつも指定しています。
私自身もエスクラやバスクラ、アルトクラなどの特殊管で使用しています。

 

 

2. Vandoren V12 

前述したVandoren Traditionalと双璧をなす人気のリードです。通称「銀箱」
B40系の開きの大きいマウスピース向けに開発されたリードですが、5RV系にもよく合います。

トラディショナルに比べるとコシは弱め。
全音域でコントロールがしやすく、柔軟性と安定感の高さがこのリードの特徴です。
コントロールが効くので安心して吹ける感覚があります。

その反面、タンギングとダイナミクスレンジに関してはトラディショナルに軍配が上がります。
現代音楽のような大音量を必要とする曲ではパワー不足と感じることもあります。

 

音質

柔らかく広がりのある音です。
誰が聞いても「良い音」と感じる耳当たりが心地良い音です。
高音域でも音が細くならず柔らかい音色を保つことができるのがV12の一番の強み。高音のコントロールは本当に楽です。

 

こんな人におすすめ

柔らかい音・響きのある音を目指したい方におすすめ。

普段トラディショナルを吹いているけど、他のリードも試してみたいという方や、響きのある音を出したいという方は一度試してみると幸せになれるかもしれません。
私の生徒はトラディショナルで始めて、慣れてきたらV12に移行という子が何故か多いです。

音大生やプロの間で最もよく使われているリードだと思います。

 

 

3. Vandoren V21

2015年発売のVandorenのリードでは最も新しいモデルです。
56ルピックとV12を組み合わせた設計になっています。


V21の一番の強みはレスポンスの良さだと思います。
ふっと息を吹き込んだ瞬間、即座に応えてくれる反応の良さはピカイチです。
タンギングもし易いので何をするにもコントロールが容易にできる。そんなリードです。

吹き心地はV12に近いですね。V12と比べると若干スマートに息が入り、速い息やパワーのある息にも応えてくれます。

 

音色

基本的にはV12に近い音色。
響きはV12そのままに、芯がよりはっきりタイトになったというようなところでしょうか。最近流行りの音色という感じです。

ただ、音色の幅は狭め。V12の方が出せる音色の幅は広いように感じます。

 

こんな人におすすめ

V12だと音がふくよか過ぎると感じる方やもう少しパワーが欲しいと感じる方にはおすすめのリードです。

新しいリードなので使っている人はまだまだ少数派ですが、私の周りでは数名V21に乗り換えてます。

 

 

4. D'Addario(RICO) グランドコンサートセレクト シックブランク

クラリネットのリードメーカーといえば、VandorenとD’Addario(旧Rico)がツートップですよね。
D’Addarioは様々なリードを発売していますが、その中でも私が良いなと思うのがこのリード。赤い箱のリードです。

ヒールが高い設計なので見た感じはV12系なのかなと思うのですが、実際に吹くとV12とは全く異なる吹奏感。
しっかりとした息にも応えてくれる力強いリードです。それでいて反応が良く、タンギングがし易い
D’Addarioの中でも比較的扱いやすいリードなのではないかと思います。

音色

深みのあるダークな音色です。
息の許容量が大きいので、息を沢山入れても雑な音にならず、きちんと響きがついてきてくれます。

これはD’Addario全体の特徴でもありますが、Vandorenとは異なる独特の響きがあります。
色気があるというか、1枚薄いベールを掛けたような甘い響き。
この辺りが好みの別れるところなのではないでしょうか。

 

こんな人におすすめ

オーケストラなど大人数の中でも聞こえるしっかりとした音を鳴らしたいという方には持ってこいなリードなのではないかと思います。
しっかり鳴りつつも品のある深い音が魅力のリードです。
私も一時期このリードを使っていました。

 

 

5. D'Addario(RICO) グランドコンサートセレクト エヴォリューション 

このリードはあまりD’Addarioっぽくないというか、Vandorenに近い吹奏感を持つリードだと思います。
吹き込んだ息がそのまま音に変換されていくような感覚があり、抵抗感も程よくあり、吹いていて気持ち良いです。

前述したシックブランクとは全く異なるタイプのリードと言って良いのではないでしょうか。

 

音色

響きのある柔らかい音です。
また、輪郭を出しやすいのでクリアな音を出したい方にはおすすめなリードです。

 

こんな人におすすめ

柔軟性が高いのでどんなジャンルにも対応できるリードだと思います。
柔らかい透明感のある音を出したい方や細かいニュアンスまで表現したい方におすすめです。

 

 

おわりに

いかがでしたでしょうか。
気になったリードはありましたか?
今回は私のおすすめリードを5種類ご紹介してみました。

リードはクラリネット吹きにとって常に悩みの種ですが、様々な種類を試してみるとなかなか楽しいものです。
自分のイメージする音が出るリード、心地良く吹けるリードがきっとあるはずです。

是非、あなたのお気に入りを見つけて下さいね!